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【Adobe Firefly】Adobeの画像生成AIを使ってみる

目次

こんにちは。

最近なんでもAIが絡んできませんか。
少し前までAIという文字を見たら「あ、歌手のね」ってなってましたけど、
最近はもうそれより先に「エーアイ」って読んじゃいますもんね。

ということで、Adobeが新たなサービスとして画像生成AIサービス「Adobe Firefly」をリリースしたと聞いたので、
今回はこのAdobe Fireflyで出来ること、使い方を紹介しようと思います。

ちなみにサムネイルはAdobe Fireflyで「Adobe Firefly」をテキスト生成した写真を使って作りました。
すごいよね、ちゃんとFireflyしてる。なぜかトンボとのハイブリッドだけど。

画像生成AIとは

まずは簡単に画像生成AIについて簡単に紹介します。

人工知能(AI)を使用して新しい画像を生成する技術。

以上。

この世に存在しない画像を勝手に自動で作ってくれるスゴイやつです。

Adobe Fireflyで出来ること

・テキストから画像生成
テキストで入力した内容に沿って、AIが画像を生成してくれます。
これが1番捗る。

・生成塗りつぶし
アップロードした画像の要素を追加、削除、生成が出来ます。
足したり引いたり置き換えたり。
フ〇ちゃんの消しゴムマジックみたいなやつ。

・構成参照
参照した画像のレイアウトを元に、テキストで入力した内容に沿った画像をAIが生成してくれます。
といってもイメージしにくいと思うので、この後で説明します。

・生成AIの音声と動画(Comming soon)
まだリリースされていませんが、ゆくゆくは音声と動画の編集もAIがやってくれるそうです。
なんでもやりたがりすぎ。

ちなみに、これ全部商用利用可能です。最強。

テキストから画像生成

これが一番の目玉機能ですかね。
自由にテキストを入力すると、それをAIが解釈して画像にしてくれます。

Adobe Fireflyのトップページに分かりやすくテキストの入力欄がありました。
ここに自由に思いの丈を刻んでみてください。

「夕暮れの都会で、悲しそうにハンバーガーを食べている男性サラリーマン。上はタンクトップ。」

生成!

ね?スゴイでしょ?

どうやらスーツのジャケットがタンクトップになってしまったようですが、僕が望んでた描写はきちんと再現されました。

しかも1枚じゃなくて4枚も提案してくるクリエイター顔負けのサービスっぷり。
でも、ここからもっと細かく指示することができるのです。

さっきの生成された画像の左側をご覧ください。
ここでディティールをいじることで、先ほど生成された画像に更に手を加えることができます。

かなり分かりやすく項目が分かれているので、詳しい説明は一旦置いといて、早速先ほどの写真を何パターンか手を加えてみましょう。

スタイル参照:ギャラリーにあったサイバーパンクな写真
コンテンツの種類:アート
効果:ボケ効果

スタイル参照:ギャラリーにあったイケオジ
コンテンツの種類:アート
効果:ボケ効果
効果:ペイント
※効果は重複して使えるぽい

スタイル参照:ギャラリーにあった油絵っぽい女性の絵
コンテンツの種類:アート
効果:写真
カメラアングル:俯瞰

コンテンツの種類:写真
効果:超現実的
効果:サイケデリック

どれもジャケットがタンクトップ化してること以外に文句の付け所はないです。

スタイル参照は既にAdobeが用意してくれているギャラリーから参照することもできるし、自分でアップロードした写真に沿ったスタイルに合わせることも可能です。

こんな絵や写真、自分で用意するって考えると途方に暮れますよね。

生成塗りつぶし

生成塗りつぶしでは、画像の編集が可能です。
サンプル素材を使用するか、アップロードした画像を使用するか選べるみたいです。

せっかくなので、先ほどの彼に登場してもらいましょう。

画面内にツールボックスがありますね。
左のツールボックスで編集の種類を選択して、下のツールボックスで操作するようです。

カーソルがブラシになっていて、追加したい、削除したい場所をなぞります。
そして、ここに要望をテキストで入力することでAIが叶えてくれるという仕組みです。

ちなみに、背景を選択すると背景を自動で切り抜いてくれます(スゴ

せっかくなので背景を変えてみましょうか。

「マチュピチュ」

マチュピチュだ!!

次に、頭とハンバーガーを削除モードで消してみました。
削除はテキストを入力する必要はなくて、勝手に消えたところを周りの状況から判断してAIが埋めてくれる感じです。

こんな感じで、空気を読んでAIが提案してくれました。変なカメラを。
実際に消して背景に馴染ませることもできるし、部分的に消すことで他のものに代替させる使い方もできそうです。

構成参照

構成参照では画像内の配置から構成を参照して生成する画像に反映してくれます。
Adobeが用意しているギャラリーから参照することも可能ですし、アップロードした画像から参照することも可能です。

例えばこの画像は左のギャラリー画像から構成を参照したハンバーガーたちです。

「ハンバーガーがたくさん散りばめられている」

ちゃんと構成が反映されていますよね。

「青い猫型ロボット」

無理ある部分はありますがこれも反映されてます。

ちなみに構成参照は「テキストから画像生成」のディティールに項目があるので、併せて利用することが可能です。
というか、どちらかというと構成参照は「テキストから画像生成」の一部なのですが、少し住み分けが異なるので別途紹介することにしました。

利用するにあたっての料金

こんなスゴイサービス、いったい料金どのくらい掛かるんだろう…。
そう思ってしまいますよね。

でも大丈夫。

もちろん有料プランもありますが、無料でも使うこともできるんです。

各プランを簡単にまとめてみました。

無料プラン
0 円/月
プレミアムプラン
680 円/月
単体プラン
1,180 円/月
コンプリートプラン
7,780 円/月
使用できるアプリFireflyFirefly対象アプリをひとつ全ての対象アプリ
生成されるクレジット25/月100/月500/月1,000/月

※2024年4月現在

無料会員でも月に25回も生成することが可能です。
月25回でもライトユーザーなら生成するには十分だったり。

プレミアムプランはFireflyをもう少し使いたい人向け、単体プランはPhotoshopやIllustratorなどのアプリを使いたい人向け、コンプリートプランは何でも使いたい人向けって感じですかね。
※単体プラン・コンプリートプランは使用できるアプリの他にクレジットが付与されます

番外編

以上の機能はAdobe Firefly単体で出来るものですが、他のAdobeアプリ内でもAI機能が使えるものがあります。

例えば、

■ Photoshop
生成塗りつぶし

■ Illustrator
ベクター生成(テキストからベクターデータを生成)
ベクター再配色

■ Express
テキストから画像作成
テキスト効果(テキストのスタイルやテクスチャなどの装飾)

など。

これはまたの機会にご紹介できれば。

まとめ

こうやって何でもできるようになられたら、もうオールラウンダーのAIくんに勝てないなって思っちゃいますよね。
今まで血眼になって探した素材だってAIにお願いすれば用意してくれちゃうんだもん。

あんなこといいな、できたらいいな、を
みんなみんなみんな 叶えてくれる

猫型ロボットの時代もそう遠くないのかもしれないですね。

ところで、AIといえばということで、ChatGPTにAdobe Fireflyについて聞いてみましたが、彼はまだ認識していない様子でした。

私はAIも知らないことを知っている。
私はAIに勝利したのだ。